眼圧の変動
血圧と同じように眼圧も変動があります。もちろん変動がほとんど無い場合もありますが、たいていは例えば13〜18のような範囲内で変動しています。どのような時に高くなるのか、低くなるのかは色々な要素がからみ合っているので一概にはいえません。薬剤による影響を除けば、姿勢、体調、時間帯、季節、気候などが関係すると考えられます。
よく患者さんから、「読書やパソコンのしすぎで眼圧が高くなりますか?」という質問を受けますが、患者さんが生活の仕方を変えても眼圧を変えることはできませんので、日常生活に特に注意する必要はありません。
ただし、疲れたからといって目を押したり、睡眠中に目が押さえつけられる体勢になることは眼圧を確実に上げてしまうので避けて下さい。
大切なことは、患者さんの治療前の眼圧がいくつからいくつまでの範囲で変動しているかを知ることです。
眼圧が一定の人 → (少数派)
例: 朝15 昼15 夜15 深夜15
眼圧が変動する人 → (多数派)
例: 朝18 昼15 夜13 深夜17
治療を始める前の眼圧の変動範囲をしっかりと把握しておいくことが大切
例: 13 17 14 16 13 → 変動範囲は 13〜17