視野検査の種類
視野検査にはいくつかの種類があります。
1)範囲による違い。
・全視野・・全体をよく把握できるが、大雑把であるため
見落としを生じやすい。
検査員が手動で行うため技量による結果の
ばらつきが出やすい。
時間がかかるので負担が大きい。
(ゴールドマン視野検査)
・部分的視野・・・
中心から30度、24度、10度、5度のように
範囲が狭くなるほどきめ細かく調べることが
できるので見落としが減る一方、
一度に狭い範囲しか検査することができない。
機械が自動的に測定するので検査員による
ばらつきが出にくい。
(オクトパス視野検査、ハンフリー視野検査
FDT視野検査、マトリックス視野検査)
2)感度を調べる方法の違い。
・光の大きさや明るさを変える(通常の視野検査)
(オクトパス視野検査、ハンフリー視野検査)
・光の点滅の周波数を変える(フリッカー視野検査)
・縞模様の幅や変化の周波数を変える
(FDT視野検査、マトリックス視野検査)
・黄色の背景に青の光をあてる(blue on yellow)
(3種類とも通常の視野検査で異常が検出されない
初期の緑内障でも検出できる可能性がある)