戻る 目次 次へ 遺伝
緑内障の遺伝子異常がいくつかわかっています。親が緑内障だから子供が必ず緑内障になるというほどの明確な遺伝とは限りません。しかし、血縁者に緑内障の患者さんがいる場合は、いない場合に比べて緑内障になる確率が少し高くなります。
血縁者に緑内障の患者さんがいる方は眼科の精密検査を受けて緑内障の有無を調べる必要があります。逆に自分が緑内障である場合は、血縁者の方に眼科受診をすすめて下さい。
血縁者に緑内障の患者さんがいないからといって自分が緑内障ではないというわけではありませんので誤解しないで下さい。
緑内障の血縁者がいなくても、これまでに一度も眼科を受診されたことのない方はやはり一度は眼科受診をするべきでしょう。緑内障の発見率が高くなる40歳以降は、眼科に数年間も御無沙汰ということがないようにしましょう。
緑内障になる確率
血縁者に緑内障患者(+) > 血縁者に緑内障患者(−)
(実はこの差は小さい)
つまり緑内障の血縁者の有無にかかわらず、自分自身が眼科検査を受けないと緑内障かどうかはわからないのです。
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