■ 翼状片(よくじょうへん)
黒目(角膜)の横から翼状に白い組織が中央に向かってのびてくることがあります。これを翼状片と呼びます。
大きくなると、光をさえぎるので視力障害の原因となります。
また見た目にも目立ちますので気になってきます。
中央にまでのびていなくても、角膜にゆがみを作って視力低下を起こすことがあります。
手術自体は難しくはありませんが、再発しやすい病気です。
再発してしまうと再手術が必要ですが、再手術を繰り返すたびに手術が難しくなってきます。そ
のため、翼状片が小さいうちは手術を急ぎません。ある程度の大きさになり、明らかな進行性が認められれば手術をする必要があります。
手術時間は15〜20分程度です。
手術当日と翌日は、目の痛みを感じることがありますので、鎮痛剤を飲むこともあります。
2〜3日もすれば痛みやごろごろ感も減少してきます。
手術後1週間程度は、目の中に水が入らないように注意して下さい。