睫毛内反(しょうもうないはん)


メニューへ

まぶたの脂肪が多い若年者で、睫毛が生まれつき内側に向いて眼球に触れることがあります。

異物感、かゆみ、まぶしがる、涙目などの症状だけでなく、角膜に常に浅いキズがつきますので、弱視や視力障害の原因となることもあります。

 

3歳までは自然に治ってくる場合もありますので、症状の軽い場合はそのまま経過観察をします。

弱視の危険性があったり、視力障害の原因となっている可能性がある場合は手術をします。

 

3歳以上の場合は、症状に応じて手術を決めます。

症状が強くなければ、局所麻酔で手術のできる年齢まで待ちます。

 

手術法は、まぶたに糸を1〜3本程度通しておき、1週間後に抜糸します。

皮膚切開はしません。

 

手術時間は5〜10分です。

手術後の生活制限は特にありませんが、糸がとれるまでの1週間は、糸につけてあるビーズと糸が目立ちます。

 

瘢痕の作用によってまぶたを外側に向かせさかさまつげを治します。

半年後くらいになる戻り現象を生ずることがあるので、手術は少し効果が大きくなるようにします。  


メニューへ